あらゆる状況の路面で、その性能が生かされるタイヤ・・・


 


 [] 冬の路面の差は、温度の違い []

 



温度域にあわせて機能する、温度対応「ブラック吸水ゴム」



 

 



 [] テクノロジー []

(1)温度域にあわせて機能する、温度対応「ブラック吸水ゴム」



[顕微鏡写真(50倍モード)]

ダブル吸水ゴムTMからより進化した、スタッドレスタイヤのための新素材、温度域にあわせて機能する、「ブラック吸水ゴム」。
”温度対応”という新しい発想から生まれた新しいコンパウンド。
それは、従来の「吸水性能」をさらに強化しながら、それぞれの温度域で「噛む・吸水・しっかり」という機能を発揮し、路面へ「密着」する。




 


   


   

 −6℃から0℃は、氷の表面の水膜が10μm以上になる危険ゾーン。
 薄い水膜の層がミクロのハイドロプレーニング現象を発生させるのです。
 この水膜を除去するために、「ブラック吸水ゴム」は「パワー吸水バルーン」「吸水カーボンII」を配合。
 より強力に水を吸い、タイヤを氷に密着させます。





 
 吸水容積を大幅に向上!
 カラを約80%強化した「パワー吸水バルーン」
   多層構造で氷上の水を吸う!
 毛細管現象の原理を応用した「吸水カーボンII」。

 


[顕微鏡写真]
(300倍モード)

氷上の氷を吸うためにはタイヤ表面に細かい空洞が必要です。しかしただの空洞では接地時につぶれて、余分な吸水容積を確保できません。大きく、そしてカラを強化した「パワー吸水バルーン」は従来の吸水バルーンよりさらにつぶれにくく、接地時の吸水容積を向上しています。  


[顕微鏡写真]
(150倍モード)

表面張力(毛細管現象)の原理を利用して、多層構造でパワフルに吸水。形状と大きさに改良を行った「吸水カーボンII」は、当社従来品の吸水カーボンより安定的に水を吸い上げます。ゴムとなじみやすいカーボン素材なので、高い氷上性能と耐摩耗性を両立させることができるのです。

 

[従来の吸水バルーン]
接地時にゆがんでしまう。

[パワー吸水バルーン]
接地時もカタチを保ち吸水。
 
単純な構造では吸水力が小さい

多層構造では吸水力が大きくなる
   

 


   


   

 氷上の水膜が危険な厚さになるのは約ー6℃以上。
 それ以下では、氷上の細かい突起と低温で硬くなるゴムが、グリップを妨げています。
 「ブラック吸水ゴム」は、低温域でもしなやかさを保って路面に密着。
 さらに「パワー吸水バルーン」の硬いカラが、ミクロのエッジ効果を発揮します。

 
 強度をアップした「パワー吸水バルーン」の
 カラが、氷を噛み、パワフルにグリップ
   タイヤのしなやかさを保つ「ブラックポリマー」 配合。
 低温域でも、路面へ密着。

 

「ブラック吸水ゴム」に採用された「パワー吸水バルーン」は、従来の吸水バルーンに比べてカラの強度を約80%向上。カラを硬くすることで、アイスバーンでのエッジ効果をプラスしました。突出して割れたカラのツメは、しっかりと氷の表面に食い込みます。
 
しなやかさを保つ新素材「ブラックポリマー」配合。ゴムと結合するために、オイルに比べてゴムからの分離が少なく経年によるゴムの硬化抑制します。また温度依存性を抑制するシリカを増量し、分散剤ゼルマをあわせて配合。「ブラック吸水ゴム」は低温でもしなやかさを保ちます。

<イメージ図>
[パワー吸水バルーンの働き]
突出して割れたカラの先端は、硬いツメとなって氷表面を噛みます。

[顕微鏡写真(400倍モード)]
 
[ブラックポリマーの働き]
「ブラックポリマー」を配合したゴムは、氷の小さなスキマにしなやかに入り込み、タイヤの接地面積を増やします。

 

 


   


   

 スタッドレスタイヤは夏タイヤに比べて、ゴムのしなやかさが重視されます。
 そのため、常温の乾燥路面では剛性が低くなりがちです。
 「ブラック吸水ゴム」に配合された「パワー吸水バルーン」は、タイヤの剛性の向上にも貢献。
 冬のさまざまな道で快適に走れる性能を追及しました。

 

 
バルーンなし
剛性が足りずブロックが倒れる

<イメージ図> 
パワー吸水バルーンあり
 ブロック剛性をしっかり維持

 「パワー吸水バルーン」のカラが
 ブロックをしっかり支持します。
 

 

 カラを強化した「パワー吸水バルーン」が、タイヤのブロックをしっかりと支持。タイヤ全体で高い剛性を維持しながら、表面のしなやかさを保ちます。


 
     

 
 立体構造の「ピラミッドサイプ」が、
 ブロックの倒れ込みを抑えます。
 

 
制動・駆動時など大きな荷重がかかった時でも、ピラミッド状の立体サイプ同士が支えあってブロックの倒れ込みを防止。しっかりした走りを維持します。



 
     

 
 「二層トレッド」の採用により、
 タイヤ剛性を確保。
 

 
トレッドゴムは「ブラック吸水ゴム」の下に高剛性ゴムをしいた二層トレッド構造を採用。下層のゴムはタイヤ全体の剛性をさらに高めています。



 
     

 


   


 アイスガードブラックでは、新コンパウンド「ブラック吸水ゴム」の性能を最大限に引き出すために、トレッドパターンも新開発。
 溝のデザインを最適化し、接地圧分布をより均一化。実接地面積も約4%アップしました。

項目 IG10 IG20 IG10対比(IG10=100)
実接地面積(cm2 149 155 104
(195/65R15)

ベルトブロック[安定性]
制動時の接地性向上と操縦安定性に有効なベルト状ブロックにより、雪氷路面およびドライ路面での応答性が高められています。

シャーベットグルーブ[シャーベット走行性]
走破性を向上するためにショルダーの溝を最適化。シャーベット路面の雪や水をタイヤの外側へ効率的に押し出します。


細密マイクログルーブ[初期性能]
トレッド表面にななめに配置された細かいスリットがミクロのエッジ効果を発揮。装着初期の氷上性能を向上させました。

グルーブinグルーブ[耐偏摩耗性]
走行時のブロックエッジにかかる力を分散し、タイヤの性能を早く損なわせる原因のひとつとなる偏摩耗を抑制します。

 



 [] データ []