タイヤとホイールの説明

バン用ドレスアップタイヤについて

ヨコハマホイール バン用

Cタイヤとは?

ヨコハマタイヤにPARADA PA03(クリックで別サイトが開きます)というブランドのタイヤがあります。

このタイヤはハイエースを代表とする商用車(バン)のドレスアップ、インチアップの為に開発されたタイヤです。14インチから18インチまでの6サイズが設定されており、その中の4サイズはお洒落なホワイトレターがラインナップされています。

ヨコハマホイール RG-D2
ヨコハマ PARADA PA03

こちらのタイヤのサイズを見ると【215/65R16C 109/107S】との表記があります。16インチの後に続くC は何を表しているのでしょう??

このCとはCommercial Vehicle(コマーシャルビークル・商用車)の頭文字で、乗用車用の規格とは異なる構造である事を示しています。また、ハイフローテーションタイヤやLT規格サイズのロードレンジCとは異なります。

VAN規格サイズ同等のタイヤ強度を持たせていますので、商用車でインチアップを行った場合でも、原則的に車検は通ります。(車体からタイヤやホイールがはみ出ている場合には車検はNGです)

ヨコハマ以外のメーカーからもCタイヤは発売されており、トーヨータイヤのH20(クリックで別サイトが開きます)や、グッドイヤーのイーグル#1ナスカー(クリックで別サイトが開きます)等も同様の規格のタイヤとなります。

トーヨーH20
トーヨー H20
グッドイヤーナスカー
グッドイヤー イーグル#1ナスカー

空気圧に関する注意点

空気圧に関しては純正より高い空気圧が必要となります。最低充填空気圧は200Kpa、最高充填空気圧は475Kpa(15インチは450Kpa)となっています。例えばハイエース(純正195/80R15 107/105)を17インチ(215/60-17C 109/107S)や、18インチ(225/50-18C 107/105H)にインチアップした場合の空気圧は以下のようになります。

195/80R15 107/105で純正指定空気圧が325Kpaだった場合、一輪当たりの負荷能力は840Kgです。
215/60-17Cで一輪当たり840Kgの負荷能力を発生させるのに必要な空気圧は370Kpaとなります。
225/50-18Cで一輪当たり840Kgの負荷能力を発生させるのに必要な空気圧は400Kpaとなります。

一般的にVAN規格サイズやLT規格サイズの空気圧・負荷能力対応表は公開されておりませんが、近似値はヨコハマタイヤのサイトから確認可能です。

https://www.y-yokohama.com/product/tire/faq-24/(クリックで別サイトが開きます)

適正空気圧以下で走行した場合、タイヤの偏摩耗・異常摩耗、ハンドルが重い、走行音の増加、制動距離が長くなる等の不具合が予想されますので、定期的な空気圧の点検を推奨いたします。

軽トラック・軽バンのインチアップサイズ

145R12 6PRを装着の軽トラックや軽バンのインチアップで車検対応商品は無かったのですが、パラダPA03で165/55R14C 95/93Nがラインナップされました。こちらも車体からはみ出していなければ原則的に車検は通ります。通常使用時の空気圧は純正指定空気圧の1割増し位でちょうど良い感じになります。(下図を参照ください)また、重い荷物を積む場合は車両指定の空気圧にてご使用ください。

軽サイズPA03
軽バン空気圧表

ホワイトレターのメンテナンス

ご使用中のホワイトレターやホワイトリボン部分の汚れが気になる場合は、水をかけスポンジやスチールウール等で白い部分の表面をこすってください。汚れがひどい場合は中性洗剤+スポンジや、石鹸付きスチールウール等でも大分キレイになります!タイヤに有害な物質の使用はNGなので、石油系溶剤は使わないでください。(汚れは落ちますがタイヤにとって有害です…)

ちなみに白い文字は黒いゴムの層の下に、ホワイトゴムの層があり文字の表面黒いゴムの層をカットして作られています。ホワイトゴムにも老化防止剤が含まれていますから、少しずつ薄い茶色が着いてしまいます…。゚(゚´Д`゚)゚。おすすめは中性洗剤で、こまめに洗うです!