タイヤに関する専門用語

経時劣化について

最近タイヤの製造年月日の事を気にされる方が多くなっています。掲示板なんかでも製造年月日の事が毎日取り上げられています。確かに主成分はゴムですから、紫外線のエネルギーやオゾンによる微小な分子レベルの結合破壊等は起きえます。 しかし、分子レベルでの微小な結合破壊よりも、ゴムが硬化する事のほうがグリップ、燃費には顕著に影響がでるのです。
15年くらい前のコンパウンドの製法は、ゴムのしなやかさを保たせる目的で石油由来の合成オイルを混ぜていました。

この混ぜたオイルが完全に抜けてしまうと、ゴムがカチカチに固くなりタイヤの寿命がきてしまったのですが、ヨコハマタイヤの現在の製法では石油由来の合成オイルを混ぜていません!!

(老化防止剤や亀裂防止剤でワックス等は混ぜられていますが、ゴムをしなやかに保つ目的ではありません)なので、石油由来の合成オイルが抜ける事による経時劣化(ゴムの硬化)は起きにくくなったのです。

ヨコハマタイヤさんが製造して3年間は適切な方法(暗室保管と温度・湿度管理)で保管されたタイヤは、性能の低下が無いとカタログ等で保証している理由です。
また、ブルーアースシリーズに添加されている【オレンジオイル】とはオイルというよりも、正確には樹脂(レジン)です。
軟化剤の一種で、分子レベルでゴム分子の隙間に入り込み、ゴムをしなやかにするのです。
科学的にはイソプレンがいくつか結合した構造で、イソプレンが高分子化したものが天然ゴムとなります。
なのでゴムに対する親和性に優れています。
この樹脂(レジン)がゴムのしなやかさを保ち、タイヤのグリップに一役買っているのです。
タイヤのグリップの仕組みである、【凝着摩擦】の効果が断然あがります。

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