タイヤに関する専門用語

シリカについて

シリカとは砂みたいな物体だそうです。(正確には石の粉) 化学記号だとSiO2なので二酸化ケイ素となります。身近な品物ですと、お化粧に使うファンデーションの主成分がシリカだそうです。

タイヤは黒く色がついていますが、あの黒色はゴムの補強材として混ぜ込まれているカーボンブラックによるものです。
(少しでもカーボンブラックを混ぜると黒くなります)

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しかし最近のタイヤはエコ性能を重視されており、転がり抵抗を少なく(燃費を良く)して、更にウェットグリップ(濡れた路面で止まる力)を上げるという、大変難しい(相反する性能を同居させる)作り方をしています。
カーボンブラックによる補強だけでは難しいのですが、シリカを配合することにより、これらの相反する性能を劇的にあげる事ができたそうです。
(タイヤに添加されるシリカはめちゃくちゃ細かい粉になっているそうです)
ただし、ゴムにシリカを混ぜ込み、タイヤのカタチに成型する事が非常に困難なのだそうです。
現在、ヨコハマタイヤが作っているコンパウンド(タイヤのゴムの部分)は、信じられないほどのシリカが入っているそうです。

また、ゴムに混ぜる事と分子間の結合をつくる事が大変難しいそうです。(ポリマーの末端変性という技術だそうです)

多分20年位前に発売されていたタイヤと、現在発売されているタイヤの色を比較すると、昔のタイヤの方が、より黒かったのだろうと思われます。
今発売されているタイヤも黒いのですが、昔のタイヤに比べるとやや灰色に近い黒色にかわってきております。これは補強材としてのカーボンブラック配合量が少なくなり、シリカの量が増加しているからなのです。
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本来混ぜ合わせる事が困難な物質同士を混ぜ合わせる、本来接着出来ない物質同士(例えばゴムと金属)を接着させる… タイヤは最新科学と工学技術の結晶体なのです。

横浜ゴムの工場も見学させていただきましたが、技術力のすごさはモチロン、一番すごいと思ったのは最終検品工程です。
どんなタイヤも、どんなサイズも全製品、全数人間の目と手(触感)による検品を行っています。
我々が見学させていただきました工場は1日に45,000本のタイヤを製造する事が出来るそうです。

1日に45,000本のタイヤを全数、人間によって検品を行っているのはヨコハマタイヤさんだけではないかと…(違ったら他のタイヤメーカーさんスミマセン)

製造品ですから不良品も出るのでしょうが、人間が行う検品の前にバランス測定(ブレが無いか)とユニフォミニティ測定(各部分に剛性の偏りが無いか)を機械による自動測定を行います。
この二つの測定をパスしても、最後の人間による測定でダメなタイヤは不良品となるそうです。あれだけの測定を行っているのですから、不良品が流通する可能性は極めて低いのだろうなと感じております。

それでも万が一不良品が流通してしまった場合、必ずヨコハマタイヤさんは保証をしてくださいます!!