タイヤに関する専門用語

転がり抵抗

タイヤと路面との間に発生する抵抗とは違います。
定義を行うと、【タイヤが路面に接地してたわみ続ける事(繰り返し変形)により発生するタイヤ内部でのエネルギーロス】となります。また、この転がり抵抗とは、分子レベルでの熱変換(分子振動による発熱)を指していますので、難しい概念ですね。

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難しい言葉になりますが、転がり抵抗=ヒステリシスロス=Tanδ(タンジェントデルタ 粘性/弾性比) となります。これらの用語は電気業界の方にはおなじみではないかなと思います。 興味のある方は【貯蔵弾性率】で検索してみてください。

タイヤの主要部材であるゴムは「粘弾性体」

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更に分子間で発生する熱は、タイヤがグリップしている状態(駆動・制動時)ではグリップ力として使用されます。グリップ力として使われない余分な熱を転がり抵抗と呼びます。
この余分な熱を制御する技術がタイヤに使用されています。

korogari03新ナノブレンドゴム イメージ図
korogari04横浜ゴムさんはチームヨコハマ EVチャレンジを掲げ市販用ブルーアースAを装着してパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムにオリジナルEVカーで出場しています

余分な熱を制御できれば、エンジンから伝わるパワーロスが減るので、結果として燃費が向上するという理屈になっています。
転がり抵抗の少ないタイヤを装着すると、坂道の下りなどはほとんどアクセルを踏まずにタイヤが転がっていく事を実感できますよ!